ミナミ周遊 ウオーキングコース

大阪市

ミナミ周遊 ウオーキングコースのイメージ

今も昔も「芸能と食」文化で賑わう大阪ミナミ。ネオン看板、巨大看板、松竹座など大阪といえばと考えた際に頭に浮かぶものがたくさんあるこのエリアは常に多くの人でにぎわっています。スタンプラリーアプリ「Spot Tour」を使って「食と芸能のテーマパーク」と言える大阪ミナミの街を周遊してみませんか。一部Spotは地元の方による音声ガイド付きです。

ツアーの参加にはアプリが必要です。アプリをインストールしてツアーコード「97550」で検索してください。
アプリを利用すると、デジタルスタンプラリーやフォトブックなどが楽しめます。事故やケガに備えて100円で最大1億円の保険も加入できます。

国立文楽劇場 

大阪府大阪市

国立文楽劇場 のイメージ

●「文楽」は人の名前から
 成り立ちは江戸時代初期にさかのぼり、古くは操り浄瑠璃と呼ばれた。竹本義太夫(たけもとぎだゆう)が貞享元年(1684)、竹本座を開設。彼の義太夫節と近松門左衛門(ちかまつもんざえもん)の『曽根崎心中』が大当たりし、この後いくつかの人形浄瑠璃座が盛衰を繰り返した。幕末、植村文楽軒(うえむらぶんらくけん)が大坂で始めた一座が大人気を博し、中心的な存在となった。やがて彼の名「文楽」が人形浄瑠璃の代名詞となったという。

●ユネスコ世界無形遺産に
 文楽が世界でも類を見ない芸能であるのは、1体の人形を3人で操るところ。動きも相当複雑になり、きめ細やかで感情豊かな表現ができる。大夫と三味線弾きとがストーリー(義太夫節)を演奏し、人形遣いと一体となって舞台を作るという総合芸術。あくまで大夫、三味線、人形が同列・同格で一つの舞台をつくっていく。そこが文楽の最大の特徴だ。
 平成20年(2008)、文楽は「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」に記載されている。

●観劇とグルメのお楽しみ
 昔の芝居小屋の雰囲気を残すこの建物は黒川紀章(くろかわきしょう)の設計で、昭和59年(1984)に開館。1階ロビーはフリースペースになっており、出入り自由。レストラン、展示室などがあり、レストランでは公演内容にちなんだ料理がメニューに出る時も。例えば、『曽根崎心中』上演の時は、生玉神社の場面にちなみ、昔、門前で名物だった「蓮飯(はすめし)」が用意された。
本公演以外にも、毎年6月には高校生を対象とした「鑑賞教室」、夏休みには親と子どもを対象とした「親子劇場」が催される。

黒門市場

大阪府大阪市

黒門市場のイメージ

食いだおれ大阪の台所。アーケードの屋根にはリアルで巨大なタコやフグのつくりものが飾ってある。高級鮮魚はもちろん、珍しい野菜やフルーツも豊富でイートインコーナーを設けている店もあり、最近は夜だけ屋台に変わる店もある。

千日前道具屋筋商店街

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千日前道具屋筋商店街のイメージ

 喰いだおれの大阪を縁のしたで支えるプロ御用達の専門街。あらゆる厨房機器に食器、のれんや看板、食品サンプルなどの専門店がひしめく。大阪名物・タコ焼き器やお好み焼きのコテなどをお土産に選ぶ観光客も多い。

法善寺

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法善寺のイメージ

●横丁のシンボル 水かけ不動
 「水かけ不動」の名で親しまれている、法善寺の西向不動尊。そもそもは、お供え物を持ち合わせていなかった参拝客が、思わず水をかけて手を合わせたのが始まりだと伝えられている。それ以来「水かけ不動」として有名になった。苔に包まれてすっかりきれいな緑色になったお不動さんの姿を見れば、たくさんの人たちが水をかけて願いをこめてきた歴史の長さが偲ばれる。「水をかけて、願もかける。語呂合わせですが、そういう意味もこめられています」(法善寺の住職談) すぐそばに、大阪を代表する作家、織田作之助(おださくのすけ)の『夫婦善哉』に登場する店がある。

浮世小路 

大阪府大阪市

浮世小路 のイメージ

賑やかな道頓堀商店街に「こっそり」たたずむ浮世小路。道頓堀の賑やかな街を歩いていると、小さすぎて見逃してしまいそうなくらい細い路地。道頓堀商店街から法善寺への抜け道にある浮世小路には、江戸時代からの昭和初期までの大阪を再現したディスプレイが施されている。

大阪松竹座

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大阪松竹座のイメージ

大阪松竹座はミラノのスカラ座をモデルに、日本初の鉄骨・鉄筋コンクリートの映画館、また関西初の洋式劇場として誕生。平成のはじめ正面玄関を残して全面改築され、現在は歌舞伎や松竹新喜劇を中心にミュージカルなども上演されている。正面左の敷地には喜劇の元祖といわれる曾我廼家五郎、十郎を称えた曾我廼家喜劇発祥の地という石碑が設置されている。

戎橋

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 17世紀初め、戎橋は道頓堀川の開削とほぼ同時期に架けられたと考えられる。江戸時代の一時期、南詰に操(あやつり)芝居の小屋があり、「操(あやつり)橋」と呼ばれたこともあった。
 なにわ名橋50選の一つ。

三津寺

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 三津寺のことを、大阪の人々は親しみをこめて「みってらさん」と呼ぶ。軽やかな呼びかけに、大阪人の心に根ざした三津寺への愛着が表れているようだ。三津寺の前を東西に通る道路は、そのまま「三津寺筋(みってらすじ)」と呼ばれている。