【所要時間45分】地球46億年の歴史を紐解く丸の内散策

東京都

【所要時間45分】地球46億年の歴史を紐解く丸の内散策のイメージ

大都会東京で地球の歴史を紐解くツアーです!
東京の建物にはさまざまな石材が使用されており、それらの石材は地球の営みによって作られた岩石を加工したものです。

化石が観察できる石材も多数使用されており、その岩石がどの時代にどのような環境で作られたのかを紐解き、地球の歴史を感じていただければと思います。

ツアーの参加にはアプリが必要です。アプリをインストールしてツアーコード「77822」で検索してください。
アプリを利用すると、デジタルスタンプラリーやフォトブックなどが楽しめます。事故やケガに備えて100円で最大1億円の保険も加入できます。

石灰岩のスタイロライト

東京都千代田区

石灰岩のスタイロライトのイメージ

【場所】
JR東京駅丸の内南口の床

【岩石名】
石灰岩

【石灰岩とは】
石灰質の殻や骨格を持つ生物(貝、サンゴなど)の死骸が溜まってできた岩石で、炭酸カルシウムを50%以上含んでいるもののこと。

【観察できる特徴】
「スタイロライト」と呼ばれるギザギザの線

【スタイロライトのでき方】
写真の横方向に伸びているギザギザした茶色い線。
圧力により岩石の一部が溶ける現象(圧力溶解)によってできている。岩石には地中で高い圧力がかかっていることが読み取れる。

【文献】
西本昌司(2017)街の中で見つかる「すごい石」 日本実業出版
西本昌司(2020)観察を楽しむ特徴がわかる岩石図鑑 ナツメ社

石灰岩の巻貝化石

東京都千代田区

石灰岩の巻貝化石のイメージ

【場所】
KITTE地下入り口手前の壁

【行き方】
JR東京駅丸の内南口改札を出て、案内板に従い地下の「団体集合場所」へ向かう。
階段を降りて左に曲がり、KITTEの地下入り口に向かう。
地下入り口手前左側にあるショーケースのようなものの下の石材で化石が観察できる。

【石材名・産地】
クレマ・ヌォーバ(トルコ産)

【岩石名】
石灰岩

【石灰岩とは】
石灰質の殻や骨格を持つ生物(貝、サンゴなど)の死骸が溜まってできた岩石で、炭酸カルシウムを50%以上含んでいるもののこと。

【地質時代・年代】
ジュラ紀後期〜白亜紀初期(1億5000万年程度前)

【観察できる特徴】
巻貝やサンゴなどの化石

【文献】
西本昌司(2020)東京「街角」地質学 イースト・プレス
西本昌司(2020)観察を楽しむ特徴がわかる岩石図鑑 ナツメ社

パークビルディングの安山岩

東京都千代田区

パークビルディングの安山岩のイメージ

【場所】
丸の内パークビルディングの外壁

【石材名】
小松石(神奈川産)

【岩石名】
安山岩

【地質時代・年代】
14万〜20万年前

【安山岩とは】
安山岩は火山活動によってできる火成岩の一種。火成岩の中でも、地表または地表付近で短時間(数時間〜数十万年)で固まって出来る火山岩に分類される。

【観察できる特徴】
火山岩は短時間で冷却されるため、鉱物が十分に成長できず「斑状組織」が発達します。安山岩は黒い基質の中に、斑晶が見えるのが特徴的です。

【文献】
西本昌司(2020)東京「街角」地質学 イースト・プレス
西本昌司(2020)観察を楽しむ特徴がわかる岩石図鑑 ナツメ社

東京會舘の石灰藻

東京都千代田区

東京會舘の石灰藻のイメージ

【場所】
東京會舘ロビーの壁

【行き方】
東京會舘の正面玄関から建物内に入り右に進んだ先にある壁に使用されている。

【岩石名】
石灰岩

【化石】
石灰藻

【地質時代・年代】
先カンブリア時代(5億年以上前)

【観察できる特徴】
石灰藻という年輪のような模様を持つ化石を観察できる。石灰藻は石灰質の殻を形成するため、それが年輪のようにみえている。藻類、つまり植物のため日光が届く必要がある。そのため比較的浅い海の堆積物が岩石化したことが読み取れる。

【文献】
西本昌司(2020)東京「街角」地質学 イースト・プレス
西本昌司(2020)観察を楽しむ特徴がわかる岩石図鑑 ナツメ社

パレスホテルの片麻岩

東京都千代田区

パレスホテルの片麻岩のイメージ

【場所】
パレスホテル東京の名碑

【行き方】
パレスホテルの正面玄関(皇居側入り口)の歩道沿いにある名碑に使われている。
名碑だけでなく柱にも使用されている。

【岩石名】
片麻岩(グラニュライト相)

【片麻岩とは】
高温にさらされることにより「同質濃集作用」が発生し、片麻状構造が発達した岩石のことを指す。

【グラニュライト相とは】
温度700℃以上、圧力0.1~1.5GPaの変成相

【地質時代・年代】
8〜11億年前

【観察できる特徴】
楕円形につぶれた鉱物が観察でき、地下で高温高圧にさらされていたことがわかる。
また、ガーネット(赤い鉱物)も観察できる。

【文献】
西本昌司(2020)東京「街角」地質学 イースト・プレス
西本昌司(2020)観察を楽しむ特徴がわかる岩石図鑑 ナツメ社
中島隆ほか(2004)フィールドジオロジー7 変成・変形作用 共立出版株式会社